本日は、札幌市内で開催された北海道地方郵便局長会(会長 沼袋 浩)の札幌ブロックの意見交換会でご挨拶と部会長研修で講話をさせていただきました。

講話では、先の通常国会において、郵便局の利活用を推進する議員連盟の一員として、法改正に向けて尽力してまいりましたが、成立に至らなかったことを深くお詫び申し上げました。法案は、郵便局ネットワークが国民生活や地域社会にとって真に必要不可欠であるか否かという根本的な議論が不可欠です。これは、会社経営や金融の視点にとどまらず、より広範な視点からの議論が必要であることを意味します。郵便局は単なる事業体ではなく、地域の生活を支えるインフラであり、その存在意義を改めて問い直す必要があります。
我が国は少子高齢化が進み、社会環境が大きく変化しています。現在、郵便局では自治体事務の受託や空き家の見守りに留まらず、タブレットを活用した行政相談やオンライン診療など、地域住民の生活を支える多様なサービスを提供しています。
これらの取り組みをより一層推進するためには、現在の郵政民営化法の見直しは不可欠です。法改正が、郵便局の新たな役割を確立し、地域社会の発展に貢献するための礎となるためには、郵便局ネットワークの維持に努めていくことが重要です。
多くの関係者の皆さまからは、この法案への期待が寄せられております。この皆さまの声は、私にとって大きな励みとなっており、法案成立に向けて、今後も、情熱と信念を持って全力で取り組む決意を新たにいたしました。
また、少子高齢化や過疎化が進む中、郵便局は地域にとって、ますます重要な存在となっています。貨客混載、オンライン診療、移住定住相談など、郵便局が地域住民の生活を支える様々な取り組みについてもご紹介させていただきました。そして、来夏の戦いに挑む犬童周作氏への期待も表明させていただきました。ありがとうございました。